かみかみおれんじ

子育ても息抜きもたいせつです

 仮面ライダー電王 第43話「サムシング・ミッシング」&第44話「決意のシングルアクション」

43話は前フリだったんで、イマイチ感想が書き辛かったんだけど…今回の44話はホントに良かったー。
良ちゃんは理性(オトナの事情)では自分達の未来を守る為に戦わなきゃいけないのはわかってんだけど、感情(子供の理屈)ではタロス達を消すのはイヤだってことで、ありていに言えば理性と感情のせめぎあい?ってカンジでいいのかしらん。
それにしても、いくらタロス達に自分で自分を消す戦いはさせたくないといっても、得物を置き去りにして自分ひとりで特攻はないだろー(笑)この、常に余人の発想の斜め上を行くガンコさが「野上良太郎」を「野上良太郎」たらしめているモノなのかもしれないなー。あと、ゆーとの消滅の時も思ったんだけど、良ちゃんが自己犠牲(?)を特に嫌っているように感じられるのは、良太郎自身が姉さんの件で自己を犠牲にしていると思いたくない(思われたくない)反動かもしれんな、などとふと思ったり。
良太郎とモモの対立の件に関しては、久しぶりに良い「殴り合いで和解」パターンを見たな、とか。43話・良ちゃんの「いっしょに戦うわけにはいかないと思った…」の下り、タケル様目力すげ!とか。44話のプラットくん*1の奮闘っぷりに脱帽、とか。自分、プラットくんが1打でもモモに打ち込めるかと思ってたんだけど、そう甘くはなかったなあ。まあともかく、良太郎とモモのシーンは気合が入っていてどれも良かったよ。30話過ぎてからここんとこゆーとメインの話が多かった*2んで、ラストに向けて電王のキホン「良太郎とモモタロス」に立ち返ることはとってもいいことだと思うしさ。
それともうひとつ、44話は柴崎さんの演出が光ってた気が。43話・モモ砂が走ってきたデンライナーに吹き飛ばされるシーンも好きだけど、44話のコハナ&愛理さんのロングショット(手前に桜井さんの望遠鏡)から線路のゆくすえを見つめる良太郎のくだりは、凄くキレイで好きだ。その後、遮断機が上がり踏み切りを走って渡る良太郎をフカンで撮ってるあたりも。去年の画面分割もおっ!と思ったけど、すごく丁寧で分かり易いツボを押さえてる演出だよなー。音楽も、盛り上がりがすごくてクライマックス感満載だよなあ。ま、実際あと一ヶ月強でホントのクライマックスなんだけどさ。
最後に、東映公式の白Pの設定解説…この前も思ったんだけど、白Pが公式で設定について語るたんびに余計アタマの中に疑問符が増えていくのは自分だけでしょーか?(笑)
イマジンが2007年に来ている事実があるってことはイマジンの未来は実際「ある」ってことだよね?でも、イマジンの未来には過去がないんで、こうして07年に介入してきてるわけだけど…。だったらそのイマジンの未来はどこから発生したものなんだ?「未来がどうなるかは、無数の可能性があります」とはPのお言葉なんで、その無限の可能性の中にイマジンの未来があるってことなのかな?それだったら、ハナのいる未来があるべき正規ルートなんてことは言えないと思うんだけど…。「無限の可能性」だし。
それとも、基本的にこの良太郎たちがいる世界(時空)の時間軸は一本道で、他にたくさんある時空のひとつがイマジンの未来に繋がっているのかな?その時空の過去がなんらかの原因で存在しなくなったんで、無理矢理他の時空である良太郎たちの時間に繋げようとしている、とか?うう、上手い例えが見つからないけど、JRの線路が壊れてしまったんで、接続駅でムリヤリ私鉄の路線にJRの車両が乗り上げるカンジ?
ああ、自分、さいえんすふぃくしょん的センスがないんで(文系ですから!)ぱられるわーるどとかたいむぱらどっくすとか言われてもイマイチピンとこないんで…。色々間違ってるかもしれないなあ。とほほ。

*1:モモとプラットのガチンコのシーンは、どっちに高岩さんが入ってるんだろ…ってとこが気になったりして

*2:自分はゆーとファンなんで別にそこんとこは構わないんだけどネ・笑