かみかみおれんじ

子育ても息抜きもたいせつです

 私的オーズまとめ・その3

まだまだオーズに対して思うことはたっくさんあるので、また吐き出しにまいりました。色々と思いついた時に書き出しておいた、メモ帳は溜まりっぱなしです(笑)

オーズ・語られなかった物語

オーズは、制作者があえて語らなかった設定や物語が多い気がいたします。
メインライターである靖子にゃんは、「火野映司」というキャラクターを描くにあたって初めて「履歴書」というものをガッツリ作ったという話ですが、公式読本ではそれらの設定のことを「それをあからさまにドラマでやるのが嫌になっちゃって」という風におっしゃってまして。映司だけじゃなくアンクにしても、先代オーズとのエピソードが殆ど語られずに終わってしまいました。
その辺薄々感づいてはいましたが、武部P曰く「そこらへんはあっさりやって、軽く見ても楽しめるように」、靖子にゃん曰く「表層的なところで観てもらえば」と読本でバッチリ語ってらしたので、この度ようやく確信が持てました。

そしてその「シンプルに徹したつくり」こそが、オーズが女性(&子供)受けした要因のひとつではないかと個人的には思っております。いや、最近特撮とはあまり縁がないような方々から「オーズ見てたよ」「好きだよ」「周りで人気だったよ」との言葉を頂きまして、且つツイッターでの感想などを読んでいると、今まであまり特撮にハマっていなかったような女性層が比較的オーズにハマっていたような印象を受けたものですから。
そしてその一方、濃い特オタおにーさま受けがあまり良くないように感じていたので…(※飽くまで個人的印象) そこんとこ、謎盛りだくさん&風呂敷広げるだけ広げて、映司とアンクの過去等をドロドロに描けば良かったのかしらん? んー、確かに、映司の過去だけでももうちょっと具体的に描いて欲しかったなあ…という気持ちは自分にもちょっとあるから、わからなくもないけどねぇ。(でもあの過去、あまり突っ込んで書くのはヤバそう…)
それにしても、この男女逆転(?)現象、不思議だな〜。性別差云々を取り沙汰したくはないけど、制作サイドの中心的人物(メインプロデューサーとメインライター)が女性ってのがやはり関係してるのかもね。靖子にゃん作品は女性受けがいい、というのは世間でもっぱらの評判(&悪口)でもあるし、武部Pのキャスティングの神懸りさは白倉Pと組んでた時から定評がありましたからねー。うーん、やはりお財布を握っているお母様を味方につけなきゃ、ヒーローモノも成立しないという世の中だということを益々実感した次第でありました。


あ、一番言いたいこと書いてなかった。これらの「語られなかった物語」、ものすごーく見たくてたまらないんですがッ!!!!!!
公式読本で企画書とか、設定の変遷とか、映司くん履歴書とか、先代オーズの設定*1とか、グリードの設定とか公開されてるのかな〜★とか思ったんですが、全然そんなん無いでやんの…orz せめて映司くんの履歴書を公開してくださらないものか、靖子にゃん! 800年前の先代オーズとアンクの物語の一端でもいいから(映像じゃなくてもいいから!メディアはなんでもいいから!)公式で出してくれないものか! ああ、すんごく勿体ないよ〜。

*1:モデルは神聖ローマ帝国皇帝・フリードリヒ2世であるともっぱらの噂