かみかみおれんじ

子育ても息抜きもたいせつです

 リミット第5話

圧倒的でした。


ツッコミどころはやっぱり多々見受けられました*1が、そんなことを吹っ飛ばす程の迫力とストーリー展開でした。
啓吾の暴れっぷりに胸が痛み、暴れる啓吾を抑える(図らずも当初とは逆の役割を果たす羽目になった)梅さんの戸惑いに胸が痛み、黒川のエゴに胸が痛み、茉莉亜の加害者を目の前にした悲しみと当惑に胸が痛みました。


自分、どっちかというとネガ思考のひねくれ者だと自己認識しておりまして、安易に「愛」を語る創作物に対しては嫌悪の感情しか浮かんでこないのですが…。そんな自分でも、啓吾の屋上での演説(?)にはココロ震わされましたよ、ええ。あの声のこもり具合といい魂こめた声色といい、まるでそこに「モリヤマミライ」は存在しないかのようでした。


やっぱり、たとえどんな暗い路を歩いていても、明るい方向目指して歩いていかなきゃいけないんだよね、ニンゲンは。
そんな当たり前でシンプル、そしてとっても大切なことをここまで暑苦しく語るドラマって最近無かったと思うので、たとえ荒削りで役者に負うところが大きい作品だったとしても、自分はこの作品に出会えて良かったと思います。


そして、未來さんファンとしましては。
まさか、テレビでココまで暴れまわる未來さんを見られる日が来るとは思っていなかったので、NHK名古屋さんには感謝してもしきれないです。アツくてスルドくておよそ万人向けとはいえない役者さんですが、「舞台」ではなく他ならぬ「映像」でここまで魅せることが出来たんだなあ…と、(ファン歴浅い自分が言うのもおこがましいですが)非常に満足しております。
この作品に関わったキャスト・スタッフの方々。本当にありがとうございました!

*1:茉莉亜と梅さんの恋人がそっくりなんて〜!とか、黒川のアジトに早く着きすぎ!とか