かみかみおれんじ

子育ても息抜きもたいせつです

 メタルマクベス ゲキ×シネ2戦目

メタルマクベス、あいつらサイコ〜だよな〜(うっちー風)。
ミッドランドスクエアシネマにて鑑賞してまいりました。お客さん、ほぼ満員状態でちと安心。(だって、ゴエロクも名古屋で上映してほしいし…)
本公演3回、ゲキシネは2回目、DVD(すぺさるえでぃしょん)所持の自分ですが、やっぱメタマクは何度観ても面白い!すんごい完成度!別格!少々上映(上演)時間が長いのと、収録時のうっちーの喉の調子が良くないのと、未來くんのおばちゃんカツラのアドリブが無ければ完璧!(笑)
個人的には、今回のゲキシネで初めてメタマク観て「泣けた」のがちょっと意外でした。ちなみに、ランダムスター夫人の「大きい箱には…」のくだりだったんですが。今まで切ない、とかなんとか思ってはいても涙を流すまではいかなかったのに。どーも、1幕のオノレを頑張って奮い立たせている夫妻より、2幕の凋落する一方の夫妻にヨワいんだよなあ…。
好きなシーンを書くと、枚挙に暇が無いのは十分承知の上ですが。今、なんか久しぶりにメタマクぶっとおしで観て気分がいいので(笑)、ちょろっと書こうかと。(もしかしたら、今まで書いた感想と被ってるかもしれないけどまあいいか!)
「二つ目の予言」〜「スコーピオンハート パート2」のくだりがダイスッキ。2200年代→1980年代の移行のスムーズさと、途中でインサートされるエクスプローラ親子(2200年代)、次第に交錯してゆく二つの年代…の辺りが何度観てもゾクゾクするねえ〜。ホント、脱帽モノだよこの脚本&演出…!じゅんさんもカッコいいし!ローラも、単なる親バカの「イイ人」ではなく、やっぱりどこか欲望(野望)を持った男だったということが垣間見れてねえ。クドカン、じゅんさん好きすぎるんじゃない?!と思っちゃうくらい、やっぱりローラはカッコよすぎる!
キライなとこ全部直すから!のマクベス〜「女の股から生まれた男」のシーンも好きだなあ。あの、落ちぶれたマクベス内野が哀れでホロリとくるし、お松さんの思い切りの良さにいつもびっくりさせられます。1980年代の少女2人→森・柳、ローズ→林さんの魔女への演出も、見る度に感心しちゃいます。あと、今回初めて(今更だけど)2幕目の森・柳さんには1幕目にはあった隈取りメイクが無いことに気付きました。ってことは、一応コラーゲンの泉の効果はあったってことなのかな?(笑)
医者・門番コント〜狂気のランダムスター夫人のシーンも。このくだりを見ると、門番さんはメタルマクベスの良心(?!)なのでは…という気もしてくるから不思議。医者と門番のギャグの息がぴったりで、サイコーだよ〜。この二人の会話と、夫人の病状の深刻さのギャップがたまりません。こういうシリアス&滑稽な描写のマッチング*1を見ると、度を過ぎた不幸は、他人にとってはある意味ギャグにもなり得るのかもしれない…などとふと思ったり。だって、メタマクのシリアスシーン&ギャグシーンの織り交ぜ方というか、シリアスなシーンをギャグで落としたり、あるいはその逆だったりするシーンの多さは尋常じゃないよ!脚本がそうなのか、演出の指示でそうなってるのかは定かじゃないけど。クドカンのシュールな作風だけじゃ、説明がつかない気もするんだけど…。ああ、何を書きたいかよくわからなくなってきた…。
ゲリラライブだよ〜→暗転して「私の殺意/失意」のイントロが始まる辺り、あのライブの客席(?)の歓声がたまんないよー。その後の、お松さんの狂いっぷりもたまらない。あの、カメラのブレっぷりも迫力があって好きなんだよな〜。

あ、あとラストにこれだけは!ゲキ×シネ用の冠くんの場内アナウンスは、2007年東京バージョンとは違ってたなー。確か、前はSKOMBのCD買ってね!的なアナウンスが上映後にあったような気がするんだけど、今回はDVD(すぺさるえでぃしょんがお得!とか言ってたような…)買ってね!的なモノになってた!って、どっちも宣伝だよなー(笑)

*1:MIKIMOUSEのトレーナーを着て最期のイクサに臨むランディとか