かみかみおれんじ

子育ても息抜きもたいせつです

 相棒Season3 #4〜11

第4話 女優〜前編〜

第5話 女優〜後編〜

右京さんって、やっぱコエー!!!!!
いや、もちろんニセ証拠の一件ですがね。こんなに右京さんが怖いと思ったシーンは、シーズン1の「右京撃たれる」で凄い形相で「特命係」のプレートを叩き割る右京さん以来っすよ。
なんというか、長年(?)連れ添ってきた薫ちゃんすら、「オレって一体なんなんすか?!」的な気持ちになるのが凄くよくわかるよ、うん。右京さんは、やっぱどっか欠けてる人なんだよね…。他人の痛みも、もちろん自分の痛みも承知で真実に向かって行くあまり、どこか人として持っていなくちゃいけない所が欠けちゃってるというか。欠けているからそういうことが出来るのか、それとも、そういうことを為すためにわざとその辺を欠かせたのか。
お怒りの薫ちゃんに対し、無表情でしょげている(?)右京さんと、翌日マンションの下で待っている右京さんにはちょっとほっとさせられました。ああ、右京さんはロボットじゃないんだねー、ちゃんと人間なんだなー、的な。でも、そんな態度を出すのはたまきさんか薫ちゃんに対してだけなんだろーなあ。(小野田に対しては…なんなんでしょーねー)
まあ、そんなことをつらつらと思いつつも、出張監察員と化している米沢さんに和みました。米沢さん、あーたホンマに右京さんのこと好きね…!!まあ、もとから米沢さんは出世には興味なさそうな人だろうし。右京さんと仲良くしていても、例のジンクスについてはそんなに気にならないのかもしれないけどね。
あとは、回転寿司ふたたびだったり、「飼い犬」「ケナゲ」発言だったりする小野田に一票。まあ、この人なくして特命係の存続はありえないからなー。ホント、もっと出番があればいいのにと思う反面、出番が多すぎると小野田の有難味が薄くなるという点もあるんで、登場ペースはこのままが一番いいのかもな。

第6話 第三の男

出たー、ウワサに聞く空気の読めない男ー!
…予想以上に、ウザい人でした、陣川くん。こういう警察官ってどうよ…と思う反面、特命係に新顔ってシチュエーションは新鮮で中々魅力的でした。まあ、ワンシーズンに1回くらい、誰か新顔が入ってきて騒動が起こる展開もイイかもしれないな。

第8話 誘拐協奏曲

終盤のgdgdっぷりはある意味スゲー。あと、あーいう状況で紅茶のウンチクを語る右京さんの空気読まなさっぷりもスゲー。…ていうか、この回のオチはもはやお笑いというか、ドリフのコントのラストで、セットが崩れ出しちゃうのに近いような気が。

第9話 潜入捜査〜私の彼を探して!

潜入捜査って、燃えるよね。
というわけで、この回の見どころは、薫ちゃんならずとも「警察に捕まる右京さん」だと思うんですが、いかがでしょーか。だって、あの右京さんが拘束されちゃうんすよ!ろーやに入っちゃうんすよ!なんということでしょうか!それ以外にも、右京さんの警備員姿の似合わなさっぷりにもニヤニヤしましたなー。のちに、いつものスーツ姿に戻った右京さんを見て心底安心したのは自分だけではない筈。
ナンパ&ガッチャマン熱唱薫ちゃんや、「貸したつもり」&マフィアのドン的登場の小野田もGOODだったけどねー。あの、温水さんの意外な切れっぷりと、ラストには心底驚きましたよう。組織に使い捨て(?)にされる末端の哀れさがねえ、もうたまんなかったです。この皮肉なオチは輿水さんならではかと。
そして小野田…あんた、底が知れないよ…。マジで喰えないお方や。

第10話 ゴースト

なんか右京さんのキャラに違和感を覚えたと思ったら、脚本家が新顔の方ですか。今まで、お三方(輿水・櫻井・砂本)以外の脚本家でもそれほど何も感じなかったのに、この違和感の正体はなんなんでしょね。
まあそれはともかく、「出会う」「出合う」「出逢う」変換の辺りはイイ感じだったのに、どーもこの作家と編集者の女性ふたりの心情…というか描写に納得いかない所がありまして。作家・沢村は単なる目立ちたがり屋で顔だけの女と思いきや、実はもっと深い人間だった…という展開を勝手に望んでいたのかもしれん。あの描写じゃ、沢村いいとこなしじゃん…。いくらゴーストとはいえ、そんな女に編集者・育恵はよく付いていったなーと思って。オイラだったらやってられんわ。

第11話 ありふれた殺人

名作だと聞いていたので、かーなーり期待していたんですが。…思ったほどではなかったかなー。イヤ、悪いといってるわけじゃなくって、凄くグッとくる名作だとは思うんだけど、なんかね。期待しすぎちゃったのかなあ。北海道の回(白い罠)ではあれだけボロ泣きしちゃったのに、今回はそれが無くって、そこが「アレ?」っていうか。
法律の限界の一端ともいえる「時効」で罪に問えなかった元(?)犯人を、法律家を目指す男が(偶然にも、犯人が罪を犯したのと同じ手口で)図らずも手にかけてしまうってのは、皮肉だよなあ。右京さんじゃないけど、被害者の両親の姿には警察関係者じゃなくとも、しっかりとココロに刻み付けておかねばならないモノがあると思います。改めて、法律も警察も万能じゃないってことを認識させられましたよ…。