かみかみおれんじ

子育ても息抜きもたいせつです

 相棒Season2 #8〜12

第8話 命の値段

丁度、この話を視聴した時はナーバスになってたせいか、みょ〜に泣けましたよ。「相棒」の良い所って、ミステリー調の回があったり、社会派の回があったり、この話のようなシミジミとくる回があったりする多様性にもあると思うんだよねえ。
父親は同じなのに、「保険金」というモノサシで計られるとはっきりと差をつけられてしまう同年齢の若者ふたり。ホンマに…「人間」ってなんなんだろうなって切なくなります…。
あと、なんだかんだいって、薫ちゃんに奢る右京さんってば、もう。素直じゃないんだから〜。

第9話 少年と金貨

薫ちゃん、大活躍。薫ちゃんの、なんだかんだいってオンナコドモには優しい性質ってばイイよな〜。惚れちゃうよな〜。でも、しょっぱなから小田島を取り逃がしちゃう辺りも、薫ちゃんならではなんだよな〜。
なんといっても、この回は小田島の血の繋がらない息子・雅彦のいじらしさが光るよなぁ。小田島親子と彰子親子という二組の親子、前者はこの事件によって結果的には「本当の親子」になれたのかもしれないけど、後者については…あの息子、どうなっちゃうんでしょうねえ。はっきりいって、親のエゴで人生ムチャクチャになっちゃって、一番かわいそうなのはあの子かもしれない…。
それと。右京さんとたまきさんの関係って、不思議だけどイイ関係だよなあ。ある意味、このふたりは理想の男女関係だよ。

第10話 殺意あり

皮肉な話だよなあ。…と思ったら脚本、輿水さんかよ!
いかにもぼんくらな医者が、はからずも(医療ミスで)何人もの人を殺してしまったことに対して、いかにも有能で人望の篤い医者が、故意に手術室で人を殺してしまったという意味。そして、人を殺す為に人を治すすべを学んだ人が、人を治すその手で人を殺す。本当に人間というモノは、ムジュンと皮肉に満ちているものですね、センセイ…。
あと、ボンクラ医者の父親がカブトのぼっちゃまのじいやだということに、視聴した時は気づきませんでした…。(相棒ガイドブックがなければわかんなかったよ!)

第11話 秘書がやりました

この話も大好きです。脚本、なーんか輿水さんっぽくね?と思ったら本当に輿水さんだったよ!
それにしても、なんでこの3人が蜷川さんを殺さなきゃならないの、と不思議に思っていたらそういうわけだったんですねぇ。これぞ、逆転の発想というべきか。なーんか、「相棒」のオチというか、トリックのタネって、割りと逆転の発想…というか人間の思い込みの盲点を突くモノが多いですよねえ。そこんとこ、物理的なトリックをムリヤリ捻り出すよりは、効果的なミステリになってると思います。
そして、この回の見所といえば…ラスト付近の三峰VS蜷川奥さんの女の対決が、凄かった!あの視線でのやりとり…ここの演出、GJ!ていうか、和泉カントクっぽくね?と思っていたら本当に和泉カントクだったりして(笑)

第12話 クイズ王

この回は、まずそのシチュエーションに笑えます。何故、そこで特命の二人を手錠で繋ぐ必要性がある?!としょっぱなから突っ込めますねえ。特定のファンへのサービス?(笑)
あと、真奈美についてもツッコミどころ満載でもう、なんと言ったらいいのかわかんないよー。塾の講師でクイズ王というわけのわかんなさっぷり、そしてあの高飛車っぷりと高慢なしゃべり方でしょー。いくらなんでも、こんな女いねーよ!みたいな。
まあ、右京さんについても、確かにあんな人はいないと言えるかもしれないけれども。真奈美みたいなあんな徹底してイヤな挫折エリート出されてもねえ、こっちも特に感情移入出来るわけじゃないしねえ。何か、犯罪を犯す理由に、視聴者がちょっとでも(感情的に)納得が出来るモノじゃないと、視聴者もツラいんですよう。
まあ、ラストに仲良くやりとりをする特命二人には正直和んだけどね。この回は、要するに二人に萌えとけ、みたいなことでいいのかな?(笑)