かみかみおれんじ

子育ても息抜きもたいせつです

 ユメ十夜

http://www.yume-juya.jp/
えー、メタマク・ゲキ×シネを観に上京した際に、歌舞伎町で観てまいりました「ユメ十夜」。夏目漱石の「夢十夜」を元に10人の監督がそれぞれ好き勝手に描いたオムニバス方式の作品なんだけど、あんまりオムニバス方式の映画って観たことなかったんで面白かったです。
自分が初見でイイ!と思ったのは松尾スズキ氏監督の「第六夜」、天野喜孝・河原真明氏監督の「第七夜」(アニメーション)、西川美和氏監督の「第九夜」でした。じわじわとくるのは「第二夜」「第四夜」「第五夜」…かな。
「第六夜」は、サダヲさんが最初のシーンで岩を飛び降りてくるシーンでグッときました。ちょっとダンスシーン長いなぁと思ったけど、サダヲさんの「彫ってねー!」という突っ込みがキモチ良かったので良し!セリフが殆どにちゃん語*1ってのは狙いすぎてんなーとは思うんだけど、その言語*2の異様さも相まってか、妙な勢いがあるんだよなー。「第七夜」は天野さんワールド!って感じでオールドFFファンが喜びそうな雰囲気でしたよ。まあ、映像だけって言っちゃえばそれだけの作品なんだろうけど、映像美に妙に癒されました。「第九夜」は全十夜中一番普通の作劇だったような気がします。安定感と緒川たまきの落ち着いた色気がいいな。
うーん、もう一度観たい気がするんだけど、自分が観た歌舞伎町の映画館はあんまりキレイじゃなかったんで、今度はもうちょっとキレイで音響のいい映画館で観たいモノですよ。でも、デカいシネコンじゃあ絶対上映しないだろーしなあ。

*1:2ch用語って、やっぱり基本は書くための言葉なんだなーというのを実感。

*2:セリフとして音読されると、なんか日本語じゃないみたいだった〜