かみかみおれんじ

子育ても息抜きもたいせつです

 新大久保の中心で萌えを叫ぶ〜Cat in the Red Boots〜

http://www.vi-shinkansen.co.jp/stage/index.html

作:戸田山雅司
演出:いのうえひでのり
出演:生田斗真 松本まりか すほうれいこ
   粟根まこと 市川しんぺー
   梶原 善 他

新感線☆NEXUS vol.2『Cat in the Red Boots』を観に東京グローブ座へ行ってきたわけですが。 なんつーか。もう。この一言に尽きちゃいますね。
カワイイ!!
特に、松本まりかたんがカワイイったらありゃしない。作中でハリーとロン(笑)がLeafの紙袋*1を抱えて「萌え」 なぞとぬかしてやがりましたが、その気持ちとってもよくわかるよ、うん。まりかたんと言えば、自分にとっておなじみなのはFF10のリュックだなあ。あと、クドカンタイガー&ドラゴンとか弥次さん喜多さんなんかにも出てたっけ。
でも本当にまりかたんのアニメ声と、ルックスと、今回の役柄がホントにマッチしててさあ。まりかたん演ずるノラの正体は、魔法のレッドブーツの力で人間に化けたネコなんですが。まりかたんのどこか少年っぽい雰囲気とあま〜い声(おまけにネコミミっぽい髪型)で、ネコっぽい仕種を演じられると、ほんとーに、もう、「萌えのパーフェクトハーモニーやあ〜」 なんて感じなんですよお〜。
まあ、マジメな感想としては、イイ意味で「チープ」な舞台を見せてもらったな、といいますか。自分は今作で、観た新感線作品が4作目というホントの新米ファンなんですが、今まで観たのが「SHIROH」*2吉原御免状」「メタルマクベス」なんで、ここまで小規模な作品は初めてだったんですよ。今まで青山劇場やら大阪厚生年金会館やらで新感線作品を観た自分にとって、東京グローブ座はマジでちっちゃくてカワイイ劇場で。そこで演ずるのが若くてカワイイ斗真くんやまりかたん、作品の内容がジュブナイルとあっちゃー、もうカワイイカワイイとしかいいようが無いですってば。でも本当に、過去の新感線作品を知らないモノにとっては、こういうのもアリなんだ、という幅が感じられて非常に興味深かったです。いのうえ歌舞伎、Rシリーズに続いてネクサスシリーズも是非続けていって欲しいですねえ。
あと、細かい所では。冒頭から思いっきり某ポッターの映画のパクリっぽい音楽にウケましたよ、ええ。しかもその音楽をバックに出てくるのが42歳のハリー・堀田だしさあ。粟根さん、ヨンさま風もウケたけど、「苦節21年…」のあたりは某きみまろ風味が感じられましたよ。ハーマイ中谷さんもツンカワイイし、もろ戦隊イエロー風のロン市川さんもイイ味出してたなあ。
あと、なんといっても主役・トーマを演じる斗真くん!目が覚めるような美形で、カッコよかったよ〜!殺陣もがんばってたし、ダンスも軽やか!若いってスバラシイ!狭いグローブ座なんで2階席でもはっきりとそのりりしいお顔が拝めてよかったです。自分の隣に座ってたお嬢さんが斗真くんファンっぽかったんだけど、微笑ましかったな。
ナチュラルボーン・プリンセスすほう嬢も中々達者だったし、河野さんはますます若返っててびっくりしましたよ。若いメインキャストを、劇団員の皆さんがしっかりと支えているのがしっかりと感じられて、劇団員ファンの人にとっては最近の大作路線よりもオイシイかもねえ。
もう一人!忘れちゃいけない梶原善さん!「吉原」の時もオイシイ役だなあ〜と思っていたけど、ホントこの人上手いわ。場がひきしまる存在感があるというか。今回の竜王マオの、サリーちゃんのパパみたいな髪型がこりゃまた妙に合っててさあ。(あ、だからハリーの呪文がマハリクマハリター、なのか?)パンフでは立ち回りあんまりやったこと無いとおっしゃってるわりには、殺陣も迫力あったしさ。梶原さん、また新感線に出てくれるといいなあ。
内容については、ファンクラブの粟根さんレポートによると、結構ネタに走っているという感じに読めたんだけど、あんまそうでもなかったかも?カワイイファンタジージュブナイル風味)にネタ(ギャグ)を混ぜて〜という感じなので、ネタに走りすぎるっていう感じでもなかったし。まあ、初心者にとってはちょっぴり安心というか残念というか〜。でも、秘宝館ネタはJにーずファンのお嬢さんに通じたかどうかはナゾ(笑)

*1:おおきなお兄ちゃん達が有明まんがまつりで持ってるようなヤツ。ちなみに自分はあいにくそっち方面は不勉強なもので、アリスもエルフもLeafもKeyも区別がつきません

*2:但しゲキシネ