かみかみおれんじ

子育ても息抜きもたいせつです

 嫌われ松子3回目

昨日は名古屋くんだりまで出かけて、アッキー出演のOUR HOUSEソワレと嫌われ松子の3回目を鑑賞。松子は地元ではもう上映してないのだ。(都内では、シネクイントで8月上旬まで上映らしい〜。羨ましい)
松子はもう3回目だというのに、パブロフの犬状態というか、条件反射のように涙流しまくりでしたよ。幼き頃の松子の変顔→数々の松子の写真をバックにタイトル「MEMORY OF MATSUKO」が表示されるあたりからもう涙がドバーっと溢れだしまくり。最後の方は鼻が詰まって息が苦しくなってたりして。(←バカ)やっぱりちょっと劇場で泣くのは恥ずかしいんだが、今回は見知らぬ隣の女の子もしゃくり上げてたんで、気兼ねナシで思いっきり泣けました。いやー、思いっきり涙流すって結構ストレス解消になるかもしんないなあ。
やっぱりまだまだ全体の感想は上手くまとめられそうに無いんで、今回ちらりと感じたことでも。ホンマ、松子ってバカみたいに前向きだよなあ。特に印象的だったのが、龍と同棲中の松子が雪が降っているのを窓から「キレイ…」と見ているシーンと、ラスト近くにめぐみの名刺を探しに外へ出、夜空を見上げて「キレイ…」というシーン。冷静に考えると、アンタそんな悠長に景色に見惚れてる場合かい!な感じもするんだけど、どんな時でも美しいモノに対して感動を忘れない松子は、いつ如何なる状況に叩き落とされても立ち上がる「松子」らしいなあ、と思ったりして。死ぬときも一度立ち上がって前のめりになって死んだしな。
それと、気になったのが、松子の一生に合わせて描かれる時代背景について。結構わざとらしい演出なのは、おそらく監督が意図してやっていることだと思うんだけど。多分、松子と同時代を生きていない世代に対しても、分かり易い(ベタな)文化・事件なんかを提示することによって、彼女が生きてきた時代というものを今という時代と地続きのものと感じさせようとしている…んだろうかなあ?それともあの文化のセレクトには何か深い意味があるんかいな?うーん、セルDVD待ちですな。流石に4回目鑑賞はムリっぽいし。