かみかみおれんじ

子育ても息抜きもたいせつです

 靖子にゃんの容赦がない件

オーズ42話、靖子にゃんが色々な意味で容赦なさすぎてビビりました。
自分が思い描いていた「アンク完全体→人間になれるかな〜★」なーんて甘い夢も砕かれ、映司くんんも五感が乏しいグリードの世界に刻一刻と近づきつつあり、「とにかく明るく!」との武部Pのお言葉もなんとやらの靖子にゃんの牙の剥きっぷりにある意味潔さを感じました。

アンクの場合、伊達さんの裏切りブラフとは事情が異なるもんねぇ。脇キャラである伊達さんの場合とは違って、グリード=欲望を体現しているアンクは作品の主題そのものだしさー、どっちにしてもあまり明るい未来は望めそうにないよな…映司くんもアンクも。
自分、オーズの1話を見た直後は「電王みたいにどーせアンクも早々と主人公に飼いならされるんだろーな」と思っていたんだけど、映司くんにせよアンクにせよ「違う世界に住んでいる感」がここまで一貫して描かれてるってのが、ある意味判りやすい馴れ合いのドラマに陥らずに済んでいて自分的には結構好ポイントだったりします。
「剣」の剣崎くんと始ちゃんの場合、剣崎くんは人間から人外へなることを選択し、始ちゃんは人間の温かみに触れ、人間の世界で生きることを選択した人外なわけだったわけだけど。映司くんとアンクの場合、非常に綺麗な展開(というのも語弊があるけど)であった剣崎・始パターンには絶対当てはまらない気がするのよねえ…。
「剣」と一緒のことやっても仕方がないし、「電王」のようなハッピーエンド?にもならないだろうし。ううむ、アンクちゃんファンなので今の展開は非常にヤキモキしっぱなしで大変辛いのですが、靖子にゃん鬼!と滂沱の涙を流すラストではあって欲しくないです。あー、でも「龍騎」はまさしく滂沱の涙だったけど名作だったしなー。
ま、作品がぶれずに着地してくれればいいってことでひとつお願いしますよ、靖子にゃん&東映さん!(上から目線)