沈まぬ太陽×THIS IS IT×風が強く吹いている
最近観た映画の感想を、軽くちょこっと。
「日航機墜落事故」は当時小学生であった自分でも鮮明に記憶しているくらい、痛ましい事故でした。
あの事故を生み出した背景、そしてあのような惨劇を二度と繰り返してはならないという強い想いは確かに痛い程伝わってきます。しかし、こうして「フィクション」のカタチを取りながら表現すべきかどうか、そこら辺にちょっと引っかかりをおぼえてしまって。正直、ドキュメンタリーでいいじゃん…とも思ったり。実際に起きた「事実」と、この物語で描かれている「虚構」の差にモヤモヤしっぱなしでした。
いや、いい作品だとは思うんですが、ね。
この作品を機に、この事故のことについて知らない世代が興味を持ってくれればいいな、と切に願います。ホント、小学生でも毎日のように新聞やテレビの報道を目にしながら恐ろしさにおののいていましたから。
この作品に関しては、今までの人生においてマイケルに殆ど接することが無かった*1自分が語るのはおこがましいんじゃないか…正直、そんな気持ちがありまして。
彼がいるから、こんな辛い人生生きていられるって（しかも世界中から！）求められる、太陽みたいな存在。その輝きの一端を目にすることが出来て本当に光栄です。
- 風が強く吹いている
原作未読です。スネに傷持つ若者どもが、えっちらおっちら箱根を目指す爽やか青春駅伝ストーリー、なんですが。
いやあ、青春っていいですね〜！と思わずおっさん口調になってしまう程、後味爽やか。このテのスポーツモノ（ウォーターボーイズなんかもそうだよね）はやはり燃えるなー！思わずウルッとしてしまったシーン（神童の両親との電話）もあったりして、誰にでも薦められる娯楽作品になっていると思います。
ちゃんなか演じる、顔だけ良しの漫画オタ「王子」役はハマりすぎて笑える程でした。あと、役者ではやはりカケル役の林くんの独特の存在感が光ってたなあ。キャラ的には、クール眼鏡っ漢のユキにちょっと萌え（笑）＋柴わんこのニラがホンットかわいくってハァハァしてしまいました。
劇場を出た後は、運動しよう！とか走り出そう！という気持ちになれる、気持ちの良い作品です。来年の正月は、箱根駅伝じっくり見るぞー！
