かみかみおれんじ

子育ても息抜きもたいせつです

 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

本日、「ヱヴァ:破」を初日初回に観てまいりました。

http://www.evangelion.co.jp/


感想を述べる前に、ちょっと自分のエヴァへのスタンス(というほど大したものではないですが)っぽいものを書いておこうと思います。
自分は、リアルタイムで90年代後半のエヴァブームを体感していない者です。それは別に、オタ趣味から離れていたというわけでは無くって*1w、20歳前後の非常にトガった(笑)年代特有の「メジャーなモノ、カッコワルイ」的な感情が働いていたからとしか説明のしようがありません。一応、例のTVシリーズ最終2話のコトとか、劇場版のすんごい作風&終わり方とかに関しては、オタクの一般常識として認識はしておりましたが。
しかし、2年前の「新劇場版:序」の盛り上がりに興味を持って、マンガ版に目を通していざ「序」を観てみたら…。何故か、当時嫌悪の対象だった「エヴァ」も悪くはないな、という感情が生まれてきてしまいました。それからは、TVシリーズに一通り目を通し、旧劇場版も見、「序」を劇場にあと3回観にいったりもしました(笑)
だから、自分はTVシリーズには特に思い入れはありません。むしろ、TVシリーズのシンジはあまり好きではないけど、新劇場版(&漫画版)のシンジは好きだから新劇場版は好き、とまで言ってしまってもいいかもしれません。
そんな自分でも、旧劇場版の「Air/まごころを、君に」までいくと、あまりのキモチワルさが逆に快感に感じられてしまいました(笑) 当時、旧劇場版を観た後の感想がコレなんですが、あの、作品全体に流れる澱んだ空気がそのテのマニアを惹きつけただろうことは想像に難くありません。


と、いうわけで、前置きが長くなりましたが、以下「新劇場版:破」の感想をちょろっと。詳しい感想は、2回目鑑賞以降に書ければいいかなー、と思っとります。とにかく、今回内容盛りだくさんすぎてアタマがまとまらなーい!
(※ネタバレ有り)



シンジはもう、立派な“漢”です!


非常に、作品全体が「前向き」な方向性に満ち満ちていました。特に前半部はエヴァらしからぬラブコメ?展開と青少年に対する教訓(寓意?)に溢れており、妙に健全だなー、おかしいなー、と思って鑑賞しているうちに、案の定、アスカの3号機暴走になるわけですが…(笑)
「今日の日はさようなら」がBGMに流れる戦闘シーンは、「ああ、旧劇場版作った人が今作も作ってるんだなあ…」ということを今更ながら実感しました。なんかね、あそこは妙な残酷さにゾクッとしちゃいました。後半の「翼をください」と共に賛否両論ありそうな演出だけど。
この展開に流石の新劇シンジもウツ展開か?と思いきや、初号機に立てこもって暴れるわ、まるで漫画版の「前歯折ってやる〜!」とカヲルくんに言ってのけたシンジをホーフツとさせましたヨ。ラストのシンジもすんごいヒーローだし、料理は上手いし(関係ない)、ホント新劇シンジは*2カッコイイです。作中でもモテモテだしなー。

女性キャラは全体的にさーびすさーびす〜♪だし、特定の女性ファンに対するサービス(笑)もあるし、戦闘シーンてんこもりだし、カヲルくんの言動はオモシロい*3し、新キャラのマリちゃんは明るく飄々としていて好みだし、エンタメ路線一直線の「破」、自分は好きです。


…あー、なんか色々書こうと思ってたのにぜんっぜん上手く書けないや。
まあ、取り敢えず、この路線は個人的にはすんごい好みだ!ってことを今日は書いておしまいにしようと思います。2回目、早く観に行きたいなー。

*1:むしろ大学時代が一番ゲーオタでした…

*2:今の所

*3:もはやギャグの域