かみかみおれんじ

子育ても息抜きもたいせつです

 マジックアワー×クライマーズ×ポニョ

最近…というか、ここ一ヶ月くらいに観た映画の感想っぽいものを。

ザ・マジックアワー

http://www.magic-hour.jp/index.html

うーん。面白かったには面白かったけど…。自分、笑いの沸点がそーとー高いのは自覚してるけど、この映画は巷で言われてる程笑えなかったよー。
元々、三谷んの喜劇観「観ている間は狂い死ぬほど楽しく、終われば全く後に残らないもの」ってのにあんまり同意出来ないからというのもあるけど。どっちかというと、「喜劇でも、後に残る」系の「コンフィダント・絆」「笑の大学」(舞台版)のような作品の方が好きです。
あと、三谷作品にお馴染みの役者の影がちらつくのも、ちと食傷気味。もーちょっとお馴染み系以外の役者を使う方が、別の色を出せるんじゃないかなあとも思ったり。

クライマーズ・ハイ

http://climbershigh.gyao.jp/

最近、堺さんにハマっているらしい姉と観てきました。NHKドラマ版は見たことなかったんだけど、この映画版は骨太で映像に迫力もあり、面白かったです。
当初、1985年と現在のシーンが交互に描かれている構造に「?」となりましたが、ラストまで観るとなるほどナットク。登山の映像が特に圧倒的なんで、それを見るためだけに映画館に行ってもいいかも。

崖の上のポニョ

http://www.ghibli.jp/ponyo/

結局、何が言いたいわけ? と観終わった後言いたくなりました。
人間、エラくなると素直にモノが言えなくなっちゃうんだなあと今更ながら思ったりもしました。「生まれてきてよかった」というように観客に思わせたいなら、思わせぶりな描写なんてしなくてもいいのに。子供向けならもっと分かりやすく子供向けに作ればいいのに。
いつになったら、宮崎カントクはもっと素直に楽しめるアクションエンタメ映画を作ってくれるんだろーか。きちんと物語を語る気力がないんなら、アニメは作らない方がいいと思うよ…。