かみかみおれんじ

子育ても息抜きもたいせつです

 相棒Season3 #14〜15

第14話 薔薇と口紅

なーんか、「相棒」っぽくない雰囲気の回だなあ。ちょっと、シチュエーションが限定されてて「古畑」っぽい?とでもいうか…。
それにしても、名門女子校が舞台となるミステリーやサスペンスって、何故か多い気がするよ。といいつつ、今丁度思い出せたのは「絡新婦の理」ぐらいだけど。(京極堂シリーズでは鉄鼠と絡新婦が好きっす)なんというか、ある意味「オトコのロマン」なのかもしれないなあ。女子校って。
まあ、この回はどことなく舞台っぽいシチュエーションと薔薇と右京さんのコントラストを楽しむ回ってことで。ラスト、校長の独白の辺りのセリフまわしがモロ舞台調で、流石元ヅカ!と思いましたよ、うん。

第15話 殺しのピアノ

毎度おなじみ?櫻井さんによる職人さん殺人シリーズ(勝手に命名)。自分的に、落語家(1-3)・バーテンダー(1-7)・電飾さん(1-10)・シェフ(2-3)辺りがそれに該当すると思ってるんだけど。自分の仕事に誇りを持つゆえに、殺人を犯したり、露呈してしまったりする悲しき職人さん達ってとこがグッとくるよねえ。上記のどれも手堅い話だったけど、今回もなかなか堅調で面白かったです。
ともかく、今回の目玉は「右京さん、ピアノを弾く」に尽きるのではないでしょーか。水谷さんは結構ピアノを弾ける方らしいので、音は吹き替えとしてもその演奏姿は中々サマになっていてステキでした。水谷さんの「赤い激流」も見てみたいなあ。
今回の犯人の殺人の理由については最後までわからなったので、「やられたー!」てな感じでした。冒頭のあのシーンにあんな意味があったとは…。でも、それだけでは殺人は犯さなかっただろうなあ。因縁のある相手だったからこそというか。こういう芸術的な分野って、努力だけじゃ到達出来ない領域ってのが絶対あると思うんだよね。それを見せつけられちゃあ、たまんないよなー。
でも、職人さん殺人シリーズって、なーんのとりえもない凡人からすると「なんでこれで殺人まで犯すんじゃ〜」みたいなキモチになることもあり。要は、プロフェッショナルとアマチュアの差でしょうか…。まあプロだからって、そこまで極端なコトを起こすことは(通常は)ないと思うけどネエ。