役者魂！第7話

個人的には、先週のお涙頂戴よりは良かったかも。
このドラマに関しては、「この作品が何をやりたいのかわからない、何を目指しているのかわからない」という意見をちょくちょくみかけますが。自分は、役者という職業を背景に瞳美・本能寺（とその子供達）をとりまく「家族という存在」を描こうとしているドラマだと思っとります。舞台役者というのは飽くまでタテマエであるんで、あんまりそのディティールを重要視して描いていない…ということもいえるかもしれません。
でも、松さんはじめ未來くん、富岡さん、香川さん、ゲストの白井さん（新納さんはじめその回だけのゲストも含んで）などの舞台巧者がいるにも関わらず、そのスタンスはあんまりにも勿体無いんじゃないの？このメンバーだったら、家族・子供などが絡まないもっと別のバックステージモノやった方が面白かったんじゃないの？と正直思っちゃうんですよねー。かくいう自分は、最初相川くんが「前職あり」という設定だと聞いたときは、以下のように想像しちゃいましたもん。「相川護は舞台俳優を目指していたがワケあって足を洗い、経理という職についた。しかし、本能寺の舞台にかける情熱を目の当たりにし、再び舞台俳優としての夢を描くようになる…」うわあ、瞳美の妄想並みですな。
ともかく、社長・護くん里奈ちゃんサイドの軽妙なやりとりと本能寺・子供達サイドのお涙？頂戴やりとりがなんか分離してるみたいなカンジがするんだよー。今回の話は特にそれが強く感じられたような。でも、どんどん香川さん社長が暴走し始めていて、そこんとこはホント面白いよ。イヤマジで香川さんはスゴイ役者だなあ。あと、がけっぷちの護くんと追い詰めつつある里奈ちゃんも面白いし。ローサちゃん、イイ味だしてる！三枚目未來くんもカワイイ！…だから、上手くその二つの要素が上手く融合すればいいと思うんだけどなー。