かみかみおれんじ

子育ても息抜きもたいせつです

 ダンス オブ ヴァンパイア・8月12日ソワレ

音楽:ジム・スタインマン
脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ
演出:山田和也
出演:山口祐一郎 大塚ちひろ 泉見洋平 
   佐藤正宏 阿知波悟美 宮本裕子
   吉野圭吾 駒田一 市村正親 他

感想を書くのが遅くなったけど、行ってきました8月12日、帝国劇場に。落雷のせいで山手線が不通になった問題の日でしたが、運良く13:50からカブト劇場版を丸の内TOEIで観るために、有楽町に早めに移動していた為巻き込まれずにすみました。(←こういう時だけ運がいいヤツ)
初めての帝劇でしたが…2階席観ずらッ!!青山劇場とかサンシャイン劇場とか中日劇場とかの2階では特にそのように感じなかったのに、マジで観ずらかったー。それに比べると、次の日のパルコ劇場はコンパクトで後の方でも観やすかったわあ。
で、肝心の内容ですが。
吉野さんヘルベルトサイコ〜!!
なんかもうヘルベルトが登場してからはもう視線がそっちに釘付け!!でしたよ。吉野さんの役どころとしては重ちゃんとシカネーダーしか知らなかったけど、あれらの濃い目の役を更に超越していました。注目はおみ足おみ足。あの凄さは、実際観てみないとわかるまい…。SHIROHファンなんで、ちひろちゃん&泉見くんの回をわざわざ選んだわけなんだけど、ちひろちゃんは適度にむっちりしていてかわいかったなあ。お風呂シーン2階席なんでよく見えなかったけど…。あと、M!でも思った通り市村さんの演技は好きだなあ。早口言葉の歌は凄かった。
全体的な印象はというと。んー、そもそもコメディ作品だということは知っていたんだけど、どうもコメディとしても中途半端な気がしましたよ。はっきり言ってあんまり笑えんかったし。ヴァンパイアモノっていうと、どっちかというと退廃・耽美的イメージがあって、この作品でも確かにその片鱗はうかがえるんだけど…どっか中途半端。モトがある翻訳モノなんで、勝手な脚色とか演出は出来ないのかもしれないけど、なんか突き抜けるモノ(または、ほとばしるナニカ)がないのよねえ。カテコで皆、スタオベしてたけどどうも自分はそこまで乗れなかったよ…。イヤ、面白いといえば面白かったんだけどね…。
今回改めて思ったんだけど、どうも自分は翻訳モノのミュージカルは合わないのかもしれないな〜。まあ、レミゼは観たことないんで、レミゼを観るまでは結論は出せないかもしれないけど、ね。それにしても、あーいう雰囲気の帝劇であーいう「SHIROH」を演っちゃった新感線ってチャレンジャーだということがしみじみとわかりましたよ。