かみかみおれんじ

子育ても息抜きもたいせつです

 仮面ライダーカブト「第23話」&「第24話」

久しぶりに文句なしの「カブト」を観たような気がします。大好き、田村監督!
前回、やっぱり天道様が主人公なんで、天道様が本筋にからんでなきゃいやー!などというファンのエゴ丸出しな22話の感想を書いたような気がしますが、今日は天道様が主人公としてしっかりと機能していて気分が良かったですよ。アホなファン心理だろうが、カブト=天道様の物語というスタンスだけは譲れないぜ!(※加賀美が嫌いというわけじゃないんですよー、念の為。)
それでも、23・24話を通して見直していて一番爽快だったシーンが、24話ラストのの剣ぼっちゃまが天道様を助けに来たシーンというのがどうしてなんでしょー(笑)まあ、21話から(正確にはぼっちゃま登場の19話からか?)天道様がぼっちゃまのお守り(?!)というか、なんだかんだ言って関わってあげていたのがようやく報われたー!!という達成感があったからだと思うけど。今までも思ってたんだけど、ぼっちゃまは悪い子じゃないんだよなあ。樹花ちゃんケガ事件の時も天道様に謝ってたし、今回の「俺のnoblesse oblige」といい。ぼっちゃまは、天道様と一方的に対立(=ライダーバトル)するだけではなく、馴れ合うでもなく、微妙な位置関係を上手く築けているいいキャラへと成長しましたよ。まあ、それも半分以上じいやのお陰という気がしないでもないけどね!それにしても、ディスカビル家の財政破綻といい、じいやの正体といい、ぼっちゃまの正体といいどこまで引っ張るのかなあ。
あと、無邪気にラーメン屋台のお手伝いをする樹花ちゃんと、白ワンピのひよりちゃんもかわいかったなあー。ひよりちゃんは、24話で加賀美との恋愛フラグが立ったのかなあ?それも劇場版の関係を踏まえてのことなんだろーかー?自分は前で述べた通り、ひよりちゃんは天道様との方が…ごにょごにょ。珍しく激昂する天道様にも萌え。なんだかちょっぴり泣きそうな表情にはヤラレましたよ。でも、そろそろ髪の毛は切った方が…。
加えて、米村さんが井上期間に培われた岬さんソバ好きの設定を拾っていて嬉しかったよ。こないだの天道寺総司郎といい、今回のプットオンやゼクトマイザー等の設定上忘れられていたようなモノまで、さりげなく拾っているのがニクイ。だから次の井上期間がちょっぴり恐怖というか…なんというか…。(ははは)それと、冒頭のぼっちゃまとのライダーバトルの終わらせ方が米村さんGJ!とも思って。この辺、ドレイク大介とのライダーバトルを冒頭で終わらせたゴンちゃんのシーンををホーフツとさせましたよ。ライダーバトルで次週に引っ張るのはいいけど、それが次週まで持ち越して延々と続くと視聴者もいいかげんうんざりするのよねえ。だから、そのあたりの畳み方が秀逸なのは歓迎すべきことですよ。
お笑いラ・メーン対決も演出がくどすぎないせいか、結構面白く見れましたよ。ぼっちゃまの言語能力にも笑えたし。これが田崎監督だとすっげクドくなってそうなんで(石田監督でも?)つくづくこの位で済んで良かったと思います(笑)でもテレ朝公式サイトはオモシロラ・メーンのレシピ載せてどうするつもりなんだ!(笑)誰かチャレンジする猛者はいるんだろか、コレ…。
そして、書くのは最後になってしまったけどやっぱりダブル変身は燃えた!ひよりちゃんのピンチに現れたカブトにも燃えた!ベタだけど「ここはオレにまかせて先に行け!」なサソードにも燃えた!
ドレイク大介もまさかの復活を遂げるらしいし、来週が待ち遠しいな!
あ、一点書くの忘れてた。今回の筆字による演出、白倉Pの「平成ライダーの過去の遺産を余すことなく使う」姿勢がよく表れていて流石だな、と思いました。なんだかんだ言って白倉Pの作品、自分は好きですよ。