かみかみおれんじ

子育ても息抜きもたいせつです

 三丁目×セイジ×テヅカ

2月アタマにノートPCを修理に出して以来、ブログ放置してました。今更だけど、いちお覚書程度の感想など。

ALWAYS三丁目の夕日'64

未來さん演じる、菊池先生がイイひとすぎて恐ろしかったです…(笑) 六っちゃんはじめ、鈴木オートまわりのエピソードはホント、涙なしには見られませんでした。それに対して茶川センセのろくでなしっぷりが、なんともはや。でもあの見苦しい姿こそが、作家そのものというか「ものを創る人間」の業なのかもしれないなあ。
ベタな物語ですが、素直に泣けるいい作品でした。

セイジ 陸の魚

1回しか観てないので上手く表現出来ませんが、「商業映画」の文法じゃないなあ、と。起承転結の「転」にあたるエピソードへの持っていき方がスムーズじゃないというか、あんま好みじゃないというか。その辺であまりトートツ感アリアリだと、物語はともかく心情的についていけなくなっちゃうんだよねー。
ま、自然描写は美しいし、俳優陣もいい味出してて雰囲気はいいので観て損はないかと思います。でも、自分にはあまり響くものはなかったなあ。もっとストレートに描いてもいいのに、ね。

テヅカ

事前にインタビューなどは読まずにできるだけまっさらな状態で臨みたかったので、まさか「3.11」からのアプローチがあるとは思ってもみませんでした。確かに、「こころやさしい、科学の子」であるアトムが登場する以上、避けられないことなのかもしれませんね…。
その辺、非常にデリケートな立場に立たざるを得なくなった日本の現状に至るまでの背景として手塚作品が表されているあたりも興味深かったのですが、逆に手塚漫画に見られる「日本のしなやかさ、おおらかさ、多様性」というものも多々感じられて面白うございました。なんつか、つまりは手塚漫画に見られる「なんでもアリ」感ってのは、やっぱり日本ならではのものなんだろーなー、とかね。
取り敢えず、「MW」「ブッダ」はきちんと読んでおかねばなと思いました。あと、MWの結城役のダンサー・ダニエルさんが美しすぎてひたすら眼福モノだったということも特記事項だったり。




あれっ、ミライに関してあんまり書いてないぞ(笑)
個人的には、テヅカでの「出すぎず、引きすぎず」のさじ加減が一番心地よかったです。「森山未來」のみを目当てで見に行って「ミライよかったー」ってんじゃなくって、その「作品」自体が良かった、面白かったといえるのが一番いいですもん。こちとら安くないチケット代&交通費*1払ってるんだし、ファンだからと言ってあまり盲目的なのもいかがなものかと。嗚呼、めんどくさいファンですみません…(笑)

次の舞台は問題のヘドウィグなんですが、正直、ファンクラブ先行が早すぎで未だに日程決められてません(汗) ジェーニャさんと天秤にかけて悩んでる真っ最中であります!ど、どーしよう〜。

*1:地方人にとっては結構重要な問題