かみかみおれんじ

子育ても息抜きもたいせつです

 アヒルと鴨のコインロッカー

http://www.ahiru-kamo.jp/

いまのいままで見逃していたので、レンタルDVDにて視聴。この作品については、全く予備知識がない状態で観たのは正解でした。
物語の冒頭は、まったり〜というか、どういう風に話が転がってゆくか見当もつきませんでしたが、麗子の「河崎はもう死んでいる」という言葉からびっくり仰天の大どんでん返しってなワケで、相当してやられた感があります。(まあ、そこまで気付かない自分が鈍いってな気も…・笑)
それにしても…。ドルジの孤独が、仙台という地方都市でよりいっそうしみわたるよ、切ないよ…。そんな状況の彼だったからこそ、この異国の地で出逢えた琴美・河崎とのひとときのふれあいがよりいっそういとおしく感じられました。だからこそ、彼らを失った後のドルジの心境に思いをはせると涙が止まりません…。
ラストもまた、(また、って苦虫女と同じっていう意味で)どっちともとれる終わり方ですね。個人的には、因果応報的な意味合いでドルジは死んだのかな?と思うんですが…。そして、おそらくもうドルジとは出会えないだろう椎名のことを考えると、こちらもまた切なくなります。
本当に、じわりとくる、いい作品でした。なんだか仙台、行きたくなっちゃったな。そして、新幹線の中で牛タン弁当を食べるのだ。
んでもって、同じ監督が手掛ける「フィッシュストーリー」にもますます期待UPしちゃいましたよ。こちらも、原作は読んでおくべきか否か、悩むところですが…。