かみかみおれんじ

子育ても息抜きもたいせつです

 仮面ライダーカブト「第26話」「第27話」  

実はまだ劇場版観てません。また、「ビストロ・カブト」だの「ぷれミーヤ!」だの劇場版舞台挨拶だのは、SHTが無いこの地方においてはどこの国の話じゃこりゃ状態であります。カブトの舞台挨拶については、8/15に中部地方にも来てくれるようなので(でも、片道2時間はかかるぞ…)折角だからそこで劇場版初見としようかと思っとりますが、チケットが無事確保出来るかどうかが問題だなあ。
ちょろっと巷の評判を見る限りでは、劇場版は賛否両論?っぽいですが、龍騎劇場版のジャンプの打ち切り漫画的エンドよりはマシなんじゃないかなあ…と勝手に思ってはいます。劇場版なんて、所詮お祭り騒ぎみたいなモンだしな。(自分にとっては)

感想は、まだ書いていなかった先週分もまとめて。
先週・今週と、はからずも米村氏と井上氏の両名登板の回にあたるわけですが。先週の米村氏の回でひっかかっていた事が、今週の井上氏の回で解決しているのに気付き、やっぱりいろんな意味で井上氏は凄いなあと思った次第で。まあ、そのひっかかっていたことっつーのは、複数のキャラの動かし方なんですがね。先週の米村回は、マスクドライダー計画についてZECT上層部に探りを入れた天道様・加賀美の顛末から、「田所チームの結束」、「天道様とひよりちゃんの関係」、「剣坊ちゃまと岬さん擬態ワームとの交流」という3つの筋が並行して描かれているわけですが。最初2つはまあいいとして、最後の1つ―剣坊ちゃまと岬さん擬態ワームとの交流が、どうも唐突というか中途半端に感じたんですよ。せめて、26話だけでなく25話でもその辺(坊ちゃまと岬ワーム)のエピソードがあったらよかったのになあ、と。ワームと人間の交流(実は坊ちゃまもワームなんだけどさ)というネタは、蘭アンデッドと虎太郎の時くらいひっぱって描いてもよかったんじゃないかな。まあ蘭アンデッドも上手く描けていたかというとそうでもないんだけどね…。
そういう点から、今週の27話を見ると複数のキャラクターが非常に上手くからんでいるのに気付いて、やっぱり井上氏は(嗜好は別として)キャラクターの立て方、動かし方は上手いな〜、と感心してしまったわけですよ。まあ、単に米村氏の脚本上には描かれていたけれども、尺が足りないんで削られたという可能性も無きにしも非ずなんですが。現に、カブト東映公式サイトを見る限りでは21〜24話では尺の関係でかなり色々なシーンを削ったみたいですし。それでも、公式サイトで「放送バージョンこそが《完全版》です」と白倉Pが宣言している通り、いち視聴者としては放映されたモノを観るしかないんですがね。
あと、26話で気になったこと。やはり加賀美パパンのいう「妹」は樹花ちゃんではなくひよりちゃんのことなんですかね。「妹=樹花ちゃん」を指しているんだったら、普通あのパパンの言い様だったら天道様は真っ先に樹花ちゃんの所に駆けつけるでしょう。しかしそうせず、ぶらぶらしていて(ひよりちゃんを探していた?)ひよりちゃんから樹花ちゃんの連絡があった結果、樹花ちゃんの所に駆けつけているんであって。結果からするとパッと見「妹=樹花ちゃん」という風に思っちゃうんだよなあー。まあ、先週放映は劇場版放映前だったしね。そして、やっぱりひよりちゃんのことで激昂する天道様は最高だった。自分、普段取り乱さない人が感情を露にするというのに滅法弱いです。だから、感情的だとウワサの劇場版天道様もきっと好きに違いありません。
あ、あと田所チームは、アレは所謂「正しいことをしたければ、偉くなれ」っつーことですよね。加賀美は室井さんか?!いや、青島か?まあどっちでもいいか。あのチームがいつか、天道様をバックアップしていける所までいけたらいいなーと切に思います。やっぱり、加賀美と天道様対決は嫌なんで。それ以外は、坊ちゃんと岬ワームのふたり舞踏会とか、岬ワームが残した赤い靴とかがポエマー米村氏っぽくて面白かったなあ。米村氏、みょ〜に耽美的というか少女漫画的というかそういう雰囲気が好きっぽくて、面白いっす。
うーん、27話についてもあんまり言うべきことは無いかなあ。変な天道様弄りは無かったんで、井上氏脚本でもそんなに気にならなかったし。なんと言っても、井上氏脚本は妙な説得力があるんですよね。キャラが変な行動をしても、これはこれでいいか、という感じで。但し、ゴンはあっさり思い出しすぎ!とか田崎監督演出なんで、アルティメットメイクアップ・薔薇乱舞!はやっぱりやるんだなあ〜とか、井上氏の加賀美はやっぱりバカすぎ!とかは思いましたけどね。ゴンちゃんと大介は井上氏のキャラ、というイメージが強いんで、なんかどうなろうと許せる気になるんですよ。来週、大介どうなっちゃうのかなあ。ゴンちゃんが泣くハメになるのは勘弁してほしいよ。
29話からは石田監督が復帰のようですね。(東映公式より)随分早いお帰りで。やっぱり、石田監督はカブトが大好きなんだなあ…。今年も是非石田監督で公開録画やって欲しいよ。