かみかみおれんじ

子育ても息抜きもたいせつです

 吉原御免状

http://www.vi-shinkansen.co.jp/stage/index.html

原作:隆 慶一郎
脚色:中島かずき
演出:いのうえひでのり
出演:堤 真一 松雪泰子 古田新太 京野ことみ 梶原 善
   橋本じゅん 高田聖子 粟根まこと
   藤村俊二 他

早く感想を書いてしまわねば・パート2。観劇したのは9月24日、ソワレA席。雨がしとしと降る日でございました。
確かキャラメルの「TRUTH」で入ってたフライヤーを見て、行きたい!と思ってチケット取ったんだっけ。ゲキ×シネで「SHIROH」にはまって、新感線の他の公演も観ておきたかったんで丁度タイミングが良かったなあ。
印象を一言で言うと、「艶」ですかねえ。舞台が花街のせいか、主人公の誠一郎さんが非常にモテモテで羨ましゅうございました(笑)吉原独特の町並みも、花魁衆もどこもかしこも艶やかで目の保養でしたよう。しかも廻り舞台で背景がくるくる変わるのでじっくり観察しようとしても、あれれ、あれ、待ってー!っていう感じでちょっと気ぜわしなかったけど、その分テンポは良かったです。
堤さんはかっこよかったー!最近新聞で読んだんだけど、元々堤さんはJACの人だったんですねー。殺陣がサマになるのもむべなるかな、ですねえ。古田さんとの終盤の一騎打ちの迫力は凄かったです。
あと梶原さんを初めて舞台で見れて嬉しかった!!飄々とした役どころがお似合いでした。それに、忘れちゃいけないおひょいさんおひょいさんをまさかナマで見れる日が来るとは思ってもみませんでした。本当に、おひょいさんとってもおひょいさんでした。
内容は…シリアスでしたねえ。あんなに笑いが無いとは思ってもみませんでしたよ。皆死んでっちゃう「SHIROH」でも笑いを交えつつ進行していたので、御免状でも笑いがあると思ってたよ。それに原作は隆慶一郎氏原作の伝奇物なので、イマイチ感情移入しにくいというか…。やっぱり「男のロマン」はかくあるべし、なんで男性の方がグっときたんでしょうかね。(イヤ、伝奇物が悪いとかじゃなくて…自分も山田風太郎作品好きだし)
もちろん良い舞台が見れて満足だったんですよ。でもなんかモヤっとしたところが残るというか…原作物だからでしょうかね。万が一続編が舞台化したら観に行きたいですよ!