落照の獄

yom yom (ヨムヨム) 2009年 10月号 [雑誌]

よーやっと「落照の獄」読了しました。
（※以下、結構辛口です。あしからず！）

自分は、この作品が「十二国記」でなくてはならない意義を見出せませんでした。作者が書きたいことと、読者が読みたいものがここまで乖離してしまった以上、もうこのシリーズに期待するのは止めようと思います。

あー、結局　「十二国記」新作！　という謳い文句に踊らされた自分がバカだったんだよねー、そーだよねー。
この作者より遥かにマイナーな、皆川ゆか先生*1の「運命のタロット」シリーズも十二国記と同じく92年にシリーズ刊行が始まってるんですが、途中5年のブランクがありながらも2004年に完結してるんですよ！確か、皆川先生のインタビューで「売れていないから完結させられないかも」的な独白を読んだ覚えがあるので、それとは対照的な「十二国記」に関しては、なんだかなーというキモチで一杯になります…。

まー、かくいう自分も「運タロ」途中で挫折しちゃったんだけどね。完結してからまとめて読もう☆と思っていたら、完結する頃には第一部が絶版になっていたという…orz　「ティー・パーティ」シリーズももう一度読み返したいので、ちょっとお高めでも再販してくれないかなー。

《世界》。―真・運命のタロット 9 (下) (講談社X文庫―Teen’s heart)

*1:すみません、それでもファンです